カッター(端艇)とは
カッター(端艇、短艇とも呼ばれる)とは、大型船に搭載されている救命艇を改造したものです。
カッターという名の由来は艇の艫(とも)側が切り取られたような形をしていることから、というのが有力な説となっています。
イメージが浮かびづらいかもしれませんが、映画「タイタニック」や「崖の上のポニョ」等にも登場しています。
私たちが大会で使用しているカッターは全長約9メートル、漕ぐためのオールの長さは4メートル以上になります。
艇には、漕ぎ手が右舷、左舷にそれぞれに6人ずつの計12人、号令をかける艇指揮、舵取りの艇長の合計14人が乗り艇を動かし、
1000メートル進みブイを折り返し(回頭という)、また戻ってくる計2000メートルのレースを行います。
我々東京海洋大学海洋科学部は、秋に行われる東日本大会(新人戦)、春に行われる全日本大会での優勝を
目指して日々練習に取り組んでいます。
活動内容
活動場所は主に品川キャンパス周辺の運河、品川埠頭で漕艇練習を行っています。品川駅周辺で運河から大きな声が聞こえてきたら私たちかもしれません。
カッターは大学に入って初めて経験する人がほとんどです。入部してからはカッターの基本的な漕ぎ方を学び、6月ごろには海洋工学部とのJr.対抗戦が行われ、
ここで1年生は初めての試合を経験します。
夏にはカッターより少し大きめのピンネスという艇を千葉県館山市まで曳航し、そこでセーリング(帆走)合宿を行います。
秋の新人戦シーズンには大学内での品川合宿、春の全日本シーズンには富浦実習場での合宿が行われます。
11月初旬に開催される「海鷹祭」では一般のお客さんに乗っていただける、カッター試乗会を行っているので、興味を持たれた方は是非参加してみてください。